理転初学者の化学と物理の参考書

えっと、化学のコーナーは…ここか。

少し遅れて後ろからやってくる、小百合とみずきの会話が聞こえてくる。

「理転したこと、先生や親にちゃんと言えたの?」
「はい。なんとか言えました。相田さんにも相談に乗ってもらって…」

そう。あいつがね…。
と囁く声が聞こえてくる。

「まあ伊達に年を食ってるわけじゃないって事かしらね」
「おい聞こえてるよ。おい小百合さーん」

コイツの軽口には慣れたもんだ…

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理転初学者の物理と生物

「相田さん、また相談があります」
「え、また?」
「はい。安心してくださいね。今度はただの勉強の相談です」

よかった、この前のように人生観を語らなければならぬような相談がそう何度もあってはこちらもたまったものじゃない。

俺は今日は疲れているので、復習するくらいで特に何も予定がない今度の日曜日ならば、と快く了承した。

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合宿最終日

「……のぼる……のぼる!」
「……ん……ゆりっぺ?……」
「誰が死んだ世界戦線だよ。天使ちゃんいねーよ」

机に頭を突っ伏して寝ていた自分に気付く。
外はもう明るい。

「やば…。寝ちゃってたのか」
「いや、俺たち結構頑張ってたと思うぜ。久しぶりだよな、こんなに勉強したの」

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合宿2日目

「……のぼる……のぼる!」
「……ん……ここは……β世界線……?」
「α世界線だよ。まだこの世界線にやり残したことあんだろ。そろそろ起きろよ」

合宿2日目の始まりである。
部屋の外にある共同洗面所で歯磨きをしながら眠い目をこする。

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